パスタ&ソースをお取り寄せ。6店舗の食べ比べランキング
おうちでおいしいパスタを食べたい、そんなときはお取り寄せ。お肉ごろごろのラグーソース、ダシのきいた海老クリームなど、「お店の味」が「温めるだけ」で完成します。ソースはもちろん麺の種類もいろいろあって、どれを頼もうかと悩むほど。6店舗から合計16種類のパスタを試した結果、TOP 7をご紹介します!

イタリアのパスタの種類はどのくらい?

日本でパスタといえば最も有名なのはスパゲッティですが、イタリアでpastaが意味するのは「小麦粉をこねて作った食品の総称」。必ずしも「細長い麺の形状」をしているとは限りません。

イタリア全土に存在するパスタは650種類以上ともいわれるほど、さまざまな形があるのです。

日本でもよく見かけるパスタの種類といえば・・・

●ロングパスタ:スパゲッティ、カッペリーニ、タリアテッレ、フェットチーネ、リングイネ、パッパルデッレ、ラザニアなど

●ショートパスタ:マカロニ、リガトーニ、ペンネ、ファルファッレ、フジッリ、オレキエッテ、ニョッキ、ラヴィオリなど

今回のお取り寄せでもスパゲッティ以外のパスタが何種類か登場しますので、後ほどまた改めてご紹介します。お楽しみに!

パスタの形状だけでなく、ソースの種類も豊富です。

トマト系の有名なソースだけを取ってみても、ポモドーロ、アラビアータ、アマトリチャーナ、プッタネスカなど何種類もあります。ほかにもオイル系、クリーム系、ラグー、魚介系などなど、毎日食べても飽きないほど多様なのです。

イタリアを旅すると、その土地ならではのパスタの形や、特産物を使った伝統的なソースがいろいろあり、南なら南の、北なら北の、豊かな郷土色を楽しむことができます。

おもしろいことに「このソースに合わせるのは絶対にこのパスタ」というのがかなり明確に決まっていたりします。とくに伝統的なソースであればあるほどその傾向が強いです。なぜなら「伝統的に(つまり、経験上)それが一番おいしいから」。

たとえばこちらは南イタリア・プーリア地方の名物「オレキエッテ」。耳たぶという意味を持つショートパスタです。トマトやチーズもこのあたりの特産品なのでトマトソースも多いですが、チーマ・ディ・ラーパ(英語ではTurnip Tops)という、菜の花に似た野菜のソースも定番です。

そんな「パスタの国・イタリア」の伝統がつちかったおいしいひとさらを、日本にいながら、しかも自宅でリーズナブルに、のんびりゆっくり味わえるのが「お取り寄せ」のいいところ!

スーパーで買えるレトルトは手軽で便利ですが、「イタリアの味」を知るシェフが手作りした「プロの味」をそのまま届けてもらえるのは、それとは比較できない別次元の魅力がありますよね。

というわけで、今回は6つの店舗からパスタソースをお取り寄せしてみました。

『リストランテ ホンダ』のソース&生パスタ 3種セット

12年連続でミシュラン1つ星を維持する名店

2004年のオープン以来、洗練された上品なイタリア料理を東京・北青山で提供している『リストランテ ホンダ』

オーナーシェフの本多哲也さんはフランス経由でイタリアに渡り、三つ星レストランなどで修業を積んで帰国。片岡護シェフの『リストランテ アルポルト』(西麻布)で5年間セコンドシェフを務めたのちに独立して、『リストランテ・ホンダ』をオープンさせました。

ランチもディナーもコース料理が人気の同店ですが、通販なら「パスタだけを気軽に食べたい!」というときにもおすすめ。

お店で提供されるパスタソースの中からとくに人気のあるものを寄りすぐってあるだけでなく、ソースとの相性を考えたオリジナルの生パスタが組み合わせてあるのも非常に魅力的です。

オフィシャル通販サイトにも以下の記述があります。

当店でも特に人気の高いパスタ&ソースをはじめ、ご自宅で気軽に楽しんでいただけるカレーや、ロカボでおなじみ北里大学北里研究所病院糖尿病センター長・山田悟先生にも推奨いただいている低糖質パスタをご用意致しました。風味にもこだわり、レトルトではなく冷凍商品でご用意。ぜひ、美味しく健康的なお料理を、ご家庭でお楽しみください。

早速取り寄せてみましょう!

種類豊富なオリジナルソース、どれにしようか迷ったら

『リストランテ ホンダ』のオフィシャルウェブショップでは、パスタ&ソースのほかカレーや焼き菓子なども扱っていて、見ているといろいろ買いたくなってきます。選択肢が多いというのは良いことですよね!

ただ、「どのパスタソースにしようか・・・」と迷ってしまうのも事実。決めかねてしまったときは、「全8種セット」(12,000円・送料込み)を買ってみるのも一案。

ちなみにソース単体でも購入できます。たとえば「ソース 全8種セット」は7,800円。でも、「どのソースもスパゲッティで」とかだとやはり芸がないし、「このソースにはこの形状がおすすめ」というイタリアの伝統やこだわりにはしっかりとした根拠がありますので、パスタとのセット購入がおすすめです!

悩んだ結果、今回購入したのはこちら。
「パスタ&ソース3種〈グルメセット〉」
5,500円・送料込み

ミシュラン星付きの味、楽しみです。

実食:シェフのこだわり生パスタがモチモチで美味!

届いたのはこちら。
・鴨のラグー×パッパルデッレ
・ワタリガニのトマト×キタッラ
・鰯とウイキョウ×ペンネ

基本的に「温めるだけ」なので簡単です。以下のようなポイントをまとめた説明書が同封されています。
・ソースは約6分湯煎
・パスタは凍ったまま、もしくは常温で15分ほど解凍し、ほぐして茹でる
・麺を茹でる湯量に対し約1%の塩を加える(1リットルなら10g)

■渡り蟹のトマトソース×キタッラ

まず、パスタについて。渡り蟹のトマトソースには「キタッラ」がついています。

キタッラはイタリア中部アブルッツォ州生まれのロングパスタ。イタリア語で「ギター」という意味で、ギターのような細い弦を張った木枠を使って作られることからそう呼ばれています。

ソースは湯煎で約6分温めます。

同時にキタッラも茹で始めると良いでしょう(茹で時間は約8分)。お湯に十分な量の塩を加えるのをお忘れなく!

ソースが温まったらフライパンに開け、茹で上がったキタッラも投入します。

せっかくの本格的なパスタをおいしく仕上げるには「パスタを皿に盛って上からソースをかける」のではなく、必ずこのようにフライパンでしっかり絡め合わせるのが大きなポイントです。

ソースにとろみがつき、麺にしっかり絡んだら出来上がりです。

高さが出るように皿に盛り、渡り蟹をトッピング。

このままでもおいしくいただけますが、同封されている説明書きに「オリーブオイルをひと回しかけるとより風味が引き立ちます」とアドバイスがあったので、その通りに。オリーブオイルをかけるとツヤも出ますよね。

豪華なトッピングに目がいきますが、リストランテホンダの真髄はパスタかも。キタッラももっちりしていて、とてもおいしいです。茹で具合をみるために一度味見をしたのですが、茹でる際の塩味だけでも味の良さがわかるほどでした。

ソースは甘みがあって香りもいいです。魚介の旨みもいい感じ。塩気はやや控えめなので、パスタを茹でる際の塩を増やしたり、ソースを味見してみて塩を適量加えたりしてもよさそうです。

■鴨のラグーソースのパッパルデッレ

鴨のラグーソースには、イタリアのトスカーナ州で生まれた「パッパルデッレ」。

幅広いリボン状の形が特徴的で、一般的に幅が2~3cmもあるので食べ応えがあります。パッパルデッレという名前も「豪快に食べる」「食いしん坊」といった意味を持つパッパーレが語源だそう。

合わせるソースはあっさりしたものよりもコクのあるクリーム系や、トスカーナ名物である猪のラグーなどがおすすめ。今回の鴨ラグーにも絶妙に合いそうです!

先ほどと同じく、ソースを湯煎で約6分温めつつ、パッパルデッレも別鍋で茹でます。塩多め、時間は約7分で。両方温まったら、フライパンへ。

おいしそうな、いい香りが立ちのぼってきます。

お肉たっぷり! 鴨の肉感がすごくよいです。挽肉では決して出せない「肉のうまみ」「ジューシーさ」が堪能できます。

モチモチした食感でソースにしっかりと絡むパッパルデッレの真髄がしっかりと味わえます。先ほどのキタッラもそうでしたが、ここはホントにパスタがおいしいです◎

このクオリティをおうちで食べられるのは、かなり良いと思います。

■鰯とウイキョウのペンネ

最後はペン先のように尖った形状が特徴の「ペンネ」。ペンネというのはイタリア語でペンの複数形です。日本でもすっかりおなじみのショートパスタですよね。

作り方はこれまでのものと同じです。

ウイキョウというのはヨーロッパの伝統的なハーブ、フェンネルのことですね。甘さを含んだ爽やかな香りがあり、魚料理の臭み消しにもよく使われます。

鰯とウイキョウのソースはシチリア地方の伝統的な郷土料理で、かなりたっぷりのフェンネルの香りがさわやかで、鰯の旨みも活かされています。
が、お取り寄せしたこちらは生臭さを感じてしまいました。。

ウイキョウの香りをもっと効かせてあるといいのかもしれないし、足が速い鰯を通販すること自体が難しいのかもしれません。

劣化してしまったのかな、お店で食べればおいしいのかな、といろいろ考えてしまいましたが、理由はどうあれ、おいしいと思えなかったのは事実。

もちろん味の好みは人それぞれです。でも、少なくともこれを「3種セット」の中に組み込まれるとつらいなぁと思いました。

『パスタソースキッチン』のソース2種

食材に恵まれた三重県松阪市にある手作りパスタソース専門店

「家族とゆっくり食事をするために、簡単に美味しく作れるパスタソースをお届けします。」というコンセプトで2012年に創業したテイクアウト専門店『パスタソースキッチン』

パスタソースの種類は、私が見た時点で12種類(そのうち2種はこども向けに開発されたBambino!というシリーズ)でした。キャッチコピーを見ているだけでこだわりが伝わってきます。

さてさて、まずは一番人気だという「松阪牛だけのボロネーゼ」を選択。

こちらのパスタはイタリアの有名ブランド「ディチェコ」のもの。ソースのみでも買えますしスパゲッティも選べますが、せっかくなのでおすすめの種類を。

もうひとつはたくさんの魚介がトッピングされた「ペスカトーレ」

2種で2,630円+送料900円、合計3,620円でした。

実食:丁寧さと素材の良さが伝わるソース

届いた箱を開けると、なんかいきなりおしゃれ!笑

■松阪牛だけのボロネーゼ

おうちで食べる人の状況を考えつくしたパスタソースキッチン。なんと、パスタを茹でるための塩までついています。

「基本的なパスタの作り方」という詳しい説明書が入っているので、それを参考にしながら作っていきましょう。まず1リットルのお湯を沸かして岩塩を溶かし、パスタを茹でます。

ソースのお味は「さすが松阪牛」と感嘆しました。肉の特徴を活かした優しい味付けで、ダイレクトに旨みを感じます。

パルミジャーノ・レッジャーノがまた何ともいえない香りと旨みを添えてくれて、とてもいい感じ。最後にパルミジャーノをかけることを想定した味付けなのかな、と思うくらいの相性ですね。フジッリなのでソースがしっかりからむ点も高評価です。

■ペスカトーレ

「漁師」という意味を持つペスカトーレ。ナポリの漁師が売れ残った雑魚などをまとめてトマトソースで煮込んだのが始まりだという豪快な大衆料理です。

こちらのペスカトーレは塩を一切加えず、魚介の塩分だけで仕上げています。そのため、シェフの石川さんから「このパスタは塩分がぶれることがあります。もししょっぱいときはお湯を加え、薄いときは塩を足して調整してください」といったお願いが添えてあります。

実食してみると、思ったよりもソースに海老の香りが効いています。ナポリで食べたペスカトーレに比べると、甲殻類の風味が強いというか、アサリの風味はあまり感じません。オマール海老の殻でつくる「アメリケーヌソース」に近い印象ですね。

でも、濃厚でとてもいいダシが出ているのは確かです。

とにかく具材が豪華なのでテンションがあがります。貝類はくさみが出やすいので通販だとけっこう失敗も多いのですが、貝類を含めて全部問題なし。「いい素材を使ってるんだな〜」というのが伝わってきます。

ソースの「甲殻類風味」が強すぎたのが個人的にはいまひとつでした(海老は大好きなのですが、ペスカトーレに求めるのはそこじゃないかな、という意味で)。でも、この豪華さとこだわりは、ヘタな店よりグレード高いかも、と思いました。

「部屋着でたべる贅沢イタリアン」というキャッチコピーに納得です。

『SALONE』のソース3種&パスタフレスカ

サローネグループを代表する3人のシェフによる渾身の味

横浜にある本店『SALONE 2007』をはじめ、東京ミッドタウン日比谷の『SALONE TOKYO』、渋谷の『biodinamicoビオディナミコ』、大阪の『QUINTOCANTクイントカント』など、現在6店舗を展開するサローネグループ。

そんなサローネグループで活躍する3人のシェフが作ったこだわりのパスタソースが通販で買える『SALONE ONLINE』で、3種のソースを取り寄せてみました!

【サローネ伝統のトマトソース】
グループ総料理長樋口シェフが創業当初から作り続けているトマトソースは8時間かけてじっくりと炒めた香味野菜が決め手

【究極のミートソース】 サローネトウキョウ永島シェフがイタリアで5年間修業した中で出会った最も感動した現地の味

【パスタワールドチャンピオンのアンチョビソース】 サローネ2007弓削シェフが2019年パスタ世界大会で披露したアンチョビと玉ねぎのソース、シンプルな中にチャンピオンの技を感じる一品

こちらのパスタソース3種セットで3,780円+送料1,040円、合計4,820円です。

サローネグループの真髄が味わえそうな、まさにレストランクオリティのパスタ3種。楽しみです。

実食:自信があるからこそ、シンプルなソースで勝負

さすがはサローネグループ。洗練されたボックスで届きました。

こんな感じでパスタとソースが入っています。

こちらのパスタは老舗製麺所「浅草開化楼」と共同開発したという低加水のパスタフレスカ(フレスカ=生)。 「小麦の香りとしっかりとした食感をお楽しみ頂けます」とのこと。

■サローネ伝統のトマトソース

サローネグループのエグゼクティブシェフ 樋口さんによるシンプルなトマトソース。

味の決め手となるのは、たっぷりの香味野菜を8時間じっくりと炒めて作るソフリット。ここにイタリア産のトマトを合わせて、コクと旨味の詰まったソースに仕上げてあるそうです。

パスタを茹でつつ、ソースをフライパンで温めていきます。

材料は、トマトの水煮、ソフリット用の玉ねぎ・人参・セロリ、ひまわり油、オリーブオイル、ニンニク、食塩、グラニュー糖、鷹の爪。シンプルな材料で勝負!ですね。

シンプルを究めたトマトソース。こういうシンプルさはいかにもイタリアらしいです。

野菜だけで仕上げた上品な味わいです。トマトにけっこう酸味があるため、男性陣からは「すっぱい。。パルミジャーノをかけたい!」という声があがりました。確かにこれは、チーズをかけてコクを足してもよさそうです。

麺はかなりもっちりしていて食べ応えあり。量的にも満足感が得られると思います。

■究極のミートソース

子どもも大人もみ〜んな大好きなミートソース。

SALONEのミートソースは、イタリアで5年間修業したSALONE TOKYOの永島シェフが忠実に再現する現地の味。

牛肉を贅沢に使ったラグーソースにベシャメルを合わせてミルキーに仕上げてあります。子どもからお年寄りまで幅広い層に喜ばれそうな、上品かつ肉々しいソースです。

仕上げにかけるパルミジャーノ・レッジャーノがたくさん付いているのもうれしいです。イタリアでもチーズはかなり大量にかけるので、そういう意味でもイタリアらしいソースだと思います。大人は好みで黒胡椒を仕上げにかけてもいいそうです!

もっちりボリュームのあるパスタフレスカと合わせると相当な満足感! うちの息子も気に入っていました。

■アンチョビソース

『SALONE2007』の弓削シェフが2019年のパスタ世界大会で披露したというソース。イタリアの伝統的なレシピにこだわり、シチリア産のオリーブオイルとアンチョビ、玉ねぎ、ニンニクのみで作られています。

今回もフライパンの中でしっかりパスタと絡めましょう。

お味はというと、玉ねぎの甘みがしっかりと引き出されています。塩味のバランスもさすが!という感じ。

でも、なぜかアンチョビのくさみを感じてしまいます。。玉ねぎの甘みが強いだけに、余計ににおいが強調されてしまう感じ。

普段から自分でパスタソースを作るときにもアンチョビは使っていますし、「アンチョビがニガテ」というわけではないのです。

リストランテホンダの鰯もそうでしたが、アンチョビや鰯は通販には向かないということなのか・・・? 「これはお店で食べたらもっとおいしいのかもしれないな」とも思ったり。とにかく、今回のお取り寄せでこのソースを評価するのは難しいと思いました。

Tasty Table FOODより『Tharros』 『LUOGO』のパスタ

実力派シェフのパスタソースが自宅で味わえるサブスク

「週末のおうちを、レストランに」というコンセプトで、一流シェフ書き下ろしの本格レシピと厳選食材、調味料が届くミールキット宅配サービス「Tasty Table mealkit」

今回試したのは、そんな「Tasty Table mealkit」の新形態。「いろんなレストランの本格パスタが自宅で食べられる」という、会員制のパスタソース宅配サービス「TastyTable FOOD」の「パスタソースシリーズ」です。

私が取り寄せたときはまだ会員制にはなっておらず、都度購入ができたのですが、2021年8月から人数限定(1500名)の会員制になったようです。

会員になると、さまざまな人気レストランの実力派シェフと協力して創作したというパスタソースが2ヶ月に一度届きます。メニューは毎回変わり、25種類の中から選べるようです。手作りパスタソースのサブスクリプションですね。

会員になる価値があるのかどうか? 会員制になる前に2店舗のパスタを試すことができたので、その感想をみなさまにお伝えしたいと思います!

※さらに調べてみると、現時点では楽天で単品での購入もできるようです。こちらならソース単体で1,080円。3,980円以上まとめて買えば送料無料になるので、ソースと麺をいくつかまとめて購入するのがおすすめです。

名店ぞろいのセレクション!迷いに迷って2種類をチョイス

会員制のパスタソース通販・・・って、どう考えてもハードル高いですよね? でも、だからこそ、商品に自信あり、だと思うんです。

コラボするお店のラインナップを見てみると、『IL TEATRINO DA SALONE』で料理長を務め、現在は店舗を構えずにフリーランスで活躍する山口智也シェフ(←つまり、ここでしか買えないってこと!?)、個人的にずっと行ってみたいと思っていた渋谷のサルディーニャ料理『Tharros』など、気になるお店が満載です。

今回試してみることにしたのは、
・極上の出張料理で美食家の舌を唸らせている泥谷俊介シェフの『LUOGO』から、「自家製サルシッチャのクリームソース」

・サルディーニャ島の家庭料理を堪能させてくれる渋谷の有名店『Tharros』から、「海老とアメリケーヌソース」

実食:感動必至のハイクオリティ!最上級の満足度

パスタはTasty Tableのオリジナル。乾麺に岩塩入りの水をしっかりしみこませてあるそうで、その名も「aqua(水の) Pasta」。

ソースにしっかり絡むもちもち食感が特徴のaqua Pasta。茹で時間はわずか90〜150秒ほどでOKという時短パスタでもあります。

■『LUOGO』自家製サルシッチャのクリームソース

パスタは解凍せず冷凍庫からそのまま茹でればOKですが、ソースは冷蔵庫内や常温で自然解凍してからフライパンで温める方法が推奨されています。

が、思い立ってすぐに食べたい場合は、ソースも冷凍のまま湯煎解凍しても大丈夫。ただし、温めすぎると味が濃くなり風味も飛んでしまうので全体が溶ける程度でとどめてください、とのことです。

香りからして「絶対おいしいやつだ!」と予想はつきましたが、想像以上のおいしさ。塩加減が抜群だし、ハーブのい〜い香りがして「イタリアのリアルなサルシッチャ」という感じ。めちゃうま! 

パスタの量もソースの量もたっぷりなので、非常に満足感があります。

公式HPに掲載されている「自家製サルシッチャのクリームソース作り」という記事を見て、このソースがおいしいのは当たり前だ、と思いました。手間暇のかけ方、おいしさへの追求心がすごいんです。この作り方で、おいしくないわけがない!

このパスタをランチとかで食べさせてくれる店があるなら通ってしまいそう。でもこれ、Tasty Tableだけのオリジナルなんです。このパスタが食べられるなら、会員になる価値は十分にあるような気がしました。

「自家製サルシッチャのクリームソース」、家族で奪い合うようにして平らげました(笑)。

■『Tharros』海老とアメリケーヌソース

海老好きにはたまらない贅沢なソース。しかも作り手はタロスの馬場シェフだというのですから、否が応でも期待が高まります。

このソースも、HPに作り方が掲載されているのですが、投入される海老の量がハンパじゃない! そして、海老と玉ねぎをしっかり炒めたところにアメリケーヌソース、トマトソース、クリームソースを加えてあります。見るからに濃厚で旨みにあふれたレシピなのです。

弾力の強いプリッとした海老の身をソテーし、その食感を残しながら仕上げた贅沢で濃厚なソース。いや、これ、ホントにおいしいです。雑味のない、本物のアメリケーノです。

もちろん麺もおいしいです。そこも、Tasty Tableの魅力かもしれませんね!

食べてみるまでは、「有名シェフを監修に立てていても、結局のところお店で食べる味にはかなわないのでは? 中身はまぁまぁなんじゃないかな」なんて思ったりしていました。でも、見事に裏切られた感じです。

このアメリケーヌも先ほどのサルシッチャも、「本格派でありながら地に足のついた正統派のおいしさ」を堪能させてくれます。豪華な見た目にしたり珍しい具材を使ったりすることもなく、どこまでもイタリア的。

この味を家庭で出そうと思っても難しいと思います。正真正銘、プロの味。だからこそ、取り寄せる価値があるのではないでしょうか。

複数の店舗、複数のシェフと一緒に開発したパスタソースを提供するTasty Table。今回試した2種は別の店舗なのにそれぞれめちゃくちゃおいしかったので、「セレクト眼がすばらしいんだな〜」と感動しました。

『falo』のソース2種

代官山の焚き火イタリアン『falo』は、パスタもおいしい!

『falo』は、食材の個性を最大限に引き出す達人・樫村シェフが「親しい人たちと一緒に美味しい料理を楽しんでもらえるような店にしたい」と2016年にオープンさせました。

イタリア語で「焚き火」という意味を持つ店名の通り、店内中央には炭火台があり、「塊で焼いたイチオシのポルケッタ」「色んなお肉の炭火焼きハンバーグ」「faloで調合した七味を鴨胸肉にふって」など、料理名を目にするだけでも食べたくなるメニューがいろいろ。

オフィシャルサイトからも通販ができるようですが、品数は「食べログmall」のほうが充実しています。今回は食べログmallから、2種類のパスタソースを取り寄せてみました。

・短角牛のラグーソース(ソースのみ) 2,052円

・うにたっぷりのクリームソース(ソースのみ) 2,376円

合計4,428円+送料1,150円、合計5,578円です。

決して安くはありません。でも、最高級の食材をふんだんに使って、プロフェッショナルが腕をふるった極上ソースなので、妥当なお値段ではないかなと思います。実際の評価は食べてみてからのお楽しみですが・・・!

実食:短角牛もウニも具だくさん! 質・量ともに大満足◎

冷凍で届いたソース2種。

faloのソースにはパスタは付いていないので自分で好きなものを用意します。ラグーソースに合わせるのはタリアテッレが定番なので、今回はラグーソース用にタリアテッレを、うにクリーム用にスパゲッティを使いました。

■短角牛のラグーソース

短角牛の様々な部位を余すことなく使用し、トマトと赤ワインでほろほろになるまで煮込んだという、極上のソース。お肉のおいしさを知り尽くしたプロの手が織り成すソースですから、これはもう、楽しみしかありません。

冷凍パックの状態で見たときは、ここまで具だくさんだとは思ってもいませんでした。なんて贅沢なのでしょうか!

文句のつけようがないボリューム感と肉の旨み。

味わいも見た目以上にリッチで、「いい肉だなぁ」とシンプルに感動します。

ぜひぜひ赤ワインと一緒にめしあがれ。子どもも絶対に好きな味なので、取り合いになるかもしれません(笑)。

■うにたっぷりのクリームソース

生ウニをふんだんに使用した濃厚な味わいのソース。用意する麺は普通のスパゲッティでよいと思います。

じつは、食べるまではちょっと警戒していました。というのも、鰯やアンチョビを使った別のお店のソースがニガテだったので、「通販の魚介系は難しいのかなぁ」と、少しばかり疑心暗鬼になっていたのです。

faloの「うにたっぷりのクリームソース」は、そんな不安を見事に払拭してくれました。南イタリアの本場で食べるような、ウニがごろごろっと贅沢に入った旨みたっぷりの濃厚ソース。それを自宅で味わうことができるのです。

ここまでの贅沢感はお店でもなかなか味わえないのではないでしょうか。

クリーミーで、本当に良いお味。トッピングのウニも「イタリアで食べたような、とれたてのウニ」には及びませんが、おいしいです。トマトホールのバランスもさすがな感じ。

この上質な味を自宅で堪能できるとは、「すばらしい!」の一言です。

マルコ・パオロ・モリナーリ監修のソース4種

世界パスタコンクールで3連覇を果たしたシェフ監修

講談社のグルメ雑誌『おとなの週末』の公式通販サイトで販売中の「マルコ・パオロ・モリナーリ シェフ監修 パスタセット」。

パッケージの見た目は「大手のレトルト製品」のようなのですが、「世界パスタコンクールで3連覇を果たしたシェフ監修だから、さすがにおいしいかな?」と期待していたこちらのセット。

実際に食べてみると、「これまで紹介したソースとは、同じ土俵で語るわけにいかないな」というのが率直な感想でした。

「ほかの店と同じ土俵では語れない」と感じた理由のひとつは、味わい。どちらかというと「市販のおいしいレトルトパック」に近い印象です。お店で味わうような「鮮烈な香り」とか「本場仕込みのおいしさ」といった特別な印象はなく、より身近な存在といいますか。

製造方法にも違いがあります。というのも、このシリーズ、パスタもソースも冷凍ではなく冷蔵で届きます。冷蔵で40日間も保存できるものなのです。

冷蔵なら火の通りも早いし簡単そうですよね。ただ「保存性を高める」必要性はどうしても出てきます。そのため、原材料に酸化防止剤やpH調整剤が含まれています。

だからダメということではなく「シェフの手作りソースをそのまま冷凍したお取り寄せ品とは土俵が違うんだな〜」ということなのです。

比較のために『falo』のウニのクリームソースの原材料を見てみると「牛乳、生クリーム、バター、小麦粉、生ウニ、トマトホール、玉ねぎ、にんにく、アンチョビ」だけ。だから、冷凍で届きます。

保存料というのは必要性があるから入っているわけですよね。この商品は「より便利に簡単に調理してもらえるように」ということを主眼に置いたものなのでしょう。

先ほど「市販のレトルトに近い印象」と書きましたが、「種類豊富なパスタが、身近で食べやすいソースと一緒に届く」と考えると、やっぱり便利だなとも思います。

届くパスタはこちらの5種。

パスタの原材料は「デュラム小麦粉、還元水飴、食塩/酒精、pH調整剤、加工デンプン」。参考までに、イタリアの法律では「乾燥パスタはデュラムセモリナ粉と水だけで作ること」と定められています。日本のお店で作られる生パスタも、使うのは粉と水(種類によっては卵や塩も)が基本です。

種類豊富なオリジナルのパスタがセットされているのはとてもうれしいのですが、たとえばニョッキなんかは、規定時間通りに茹でた後も保存料の酸味が残っていて・・・。「なんだかすっぱい」という印象でした。食感がいいだけに、とても残念!

あまり見かけないパッパルデッレがついているところもおもしろいので、これはぜひ保存料なしの冷凍で食べてみたい!と思いました。

実食:パスタとソースの組みあわせを考えながら日常食に!

どのパスタをどのソースと組み合わせるか。イタリアでは、たとえば「カルボナーラには絶対これ!」と明確に決まっていて、その通りに食べるのがやっぱりおいしいんです。今回もできるだけその組みあわせで食べてみたいと思います!

そうそう、この商品の場合、HPや説明書きに「パスタにお好みのソースをかけて召し上がってください」と記載されていますが、今回はイタリアの正統なやり方で作ってみたいと思います。

というのもイタリアで「麺にソースをかけただけのもの」を見かけることはありません。今までご紹介したお店でも「ソースをしっかり和えてください」となっていましたね。簡単さはもちろん重要。でもそれ以上に「一番おいしい方法で食べたい!」と思われる方は、ぜひぜひ和えてみてください。

■カルボナーラ(×スパゲッティ)

見た目の通りクリーミーで食べやすいのですが、残念ながら「おいしい匂い」はしません。カルボナーラは本来、グアンチャーレ(肉)とペコリーノ・ロマーノ(チーズ)の何とも言えないいい香りがするんですが、そういうのは感じませんでした。

Carbonara(=炭焼き職人)の名前の由来になったのはたっぷりの黒胡椒ですが、それも少なすぎるなぁ。。お好みで、挽き立ての黒胡椒をがっつりかけていただきましょう!

■ホワイトミートソース(×パッパルデッレ)

今回お取り寄せした他店のミートソースと比較すると、よくも悪くも「個性のない味」です。クセがないともいえるし、パンチに欠けるともいえる。小さい子が食べるのにもふさわしいやさしい味付け、といったところでしょうか。

■蒸し鶏と黒トリュフのクリームソース(×ニョッキ)

このソースは「トリュフのおいしい匂い」がしていました。ソースがたっぷりなのもいい感じですね。

ただ、なんでしょう、、ニョッキに残る酸味がソースにも影響してしまって、「おいしい!」と食べ進むことはできませんでした。トリュフの香りがいいだけに、とてももったいない。

■ウニとホタテのトマトクリームソース(×リングイネ)

名前はウニとホタテですが、食べた印象としては海老の風味が強いですね。具はマッシュルームとホタテが少々。塩気はほどよくて、良い塩梅だと思います。

「感動的なおいしさ」として印象に残る味ではなく、「普通においしい」という感じです。逆に、今までご紹介した「シェフのお取り寄せ」はスペシャルなおいしさなんだな〜と実感できる結果となりました。

お取り寄せするシーンって、いろいろあると思うんです。すべてが「よそ行き」で「特別なもの」である必要はなく、「日常的に夕食として食べたい」「子どもがサクッと食べられるものを用意しておきたい」など、いろいろ用途はあるはずです。

そういった意味で、このシリーズは「お客様には出せないけど、日常的にあれば便利」「近所のスーパーで買うレトルトよりはちゃんとしていてちょっぴり豪華」という立ち位置だと思います。「今日は手軽にパスタにでもしようかな〜」とストックしておくのにいいんじゃないかなと。

でも、個人的には酸化防止剤やpH調整剤などを入れず、食材本来のおいしさに立ち返ってもらえたらもっといいなぁ!と思いました。家庭的なイタリアの味が日常的にストックできるなら、それはとても便利ですばらしいことですから。

取り寄せすべき絶品パスタランキング TOP7

第7位:『パスタソースキッチン』のペスカトーレ

とにかく具が豪華で、パッと目にしただけでテンションがあがります。食卓が豊かになりそうですよね。それぞれが丁寧に下処理されていることが伝わってくるおいしさでした。濃厚な味わいで、白ワインが進みます。

第6位:『Falo』の「うにたっぷりのクリームソース」

お取り寄せパスタをここまで豪華にできるとは!と驚かされました。自分でやる作業は「パスタを茹で、ソースを温めて、からめる」だけなのに、これだけのクオリティが自宅で食べられるなんて、すばらしいです。少々お高めですがソースの量は豊富なので、1人当たりの麺の量を減らして2人でシェアしてもよいかもしれません。

第5位:『SALONE』の「ミートソース」

もっちり食感の太麺とのバランスが最高の、たっぷり牛肉のラグーソース。肉肉しさを維持しながらもミルキーで上品な仕上がりなので、幅広い年齢層に喜ばれそうです。仕上げにかける上質なパルミジャーノ・レッジャーノがたくさん付いているのもポイント高し!

第4位:『falo』の「短角牛のラグーソース」

肉の旨みといいソースの味わいといい、もっと上位に来てもいいクオリティ。あえて4位にした理由は、コスパも含めた全体のバランスです。希少な短角牛を惜しむことなくたっぷり使ってあるのでリーズナブルではあるのですが、他店と比較してしまうと「ソース単体でこの価格はちょっと高いかな」という印象も。でも本当においしかったです!

第3位:『リストランテホンダ』の「鴨のラグーソースのパッパルデッレ」

ソースの味はもちろんですが、モチモチのパッパルデッレがとにかく美味。ソースだけが際立つわけでも、パスタだけが突出しているわけでもなく、両者のバランスがすばらしかったリストランテホンダ。中でも、噛みしめるごとに肉の旨みが口中に広がる鴨ラグーは最高でした。

第2位:『Taty Table』より、『Tharros』の「海老とアメリケーヌソース」

同率1位でもいいくらい、非常に印象に残ったアメリケーヌソース。濃厚でありながら雑味のようなものが全くなく、なんというか品のある仕上がりなんです。ソースの味わいが絶妙なのはもちろんですが、ぷりっぷりの海老がごろごろ入っていて、その食感とおいしさがたまりません。また食べたいと素直に思いました。海老好きな方、一度は食べてみてください!

第1位:『Taty Table』より、『LUOGO』の「自家製サルシッチャのクリームソース」

ハーブの効いたサルシッチャがとにかくめちゃくちゃおいしい。単に肉肉しいだけでなく、いろんな素材の旨みがぎゅっと濃縮されていて、香りも鮮烈なサルシッチャなんです。もちろん麺もよい出来映えです。生麺なので茹であがりが早いのも高評価。あまりのおいしさにわが家では家族で取り合いになり(笑)、結局、ほぼ息子に食べられてしまいました。このソースと2位のアメリケーヌソースはぜひとももう一度購入して、1人分をしっかり独り占めしたいと思います!

パスタ

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